fc2ブログ

記事一覧

メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック

土曜日に届いてざっと目を通した。「受注が増えた分野」 と 「受注が増えそうな分野」 の結果は少し意外だった。これも業界動向なのだとは思うが、この分野に行くのはためらわれる。単価も低そうだし。「報酬が高くなる分野」 は予想通り。今回の記事の中で良かったのは、■メディカル翻訳誌上レッスン今回は英訳のレッスンもある。やはり需要があるのだろう。■医薬・薬学の専門知識を身につけるためのヒントあまり意識していなかっ...

続きを読む

loss of * detection

20180927_④のアブストラクトで「ふぅーん。。。」と思った表現。until the loss of ZIKV RNA detection⇒ ZIKV RNA が検出されなくなるまで"loss of * detection" で検索するとそこそこ出てくる。英訳する時にこの表現は思い浮かばないだろうな。...

続きを読む

スーパーワルファリンとは?

20180927の②のアブストラクトに出てくる 「スーパーワルファリン」。ワルファリンといえば 「血液をサラサラにする薬」 というイメージだが、 「スーパーワルファリン」 は初めて聞いた。まずは Natureの動画でワルファリンの開発物語を見てみよう。Blood, rats and anticoagulants: The story of warfarinワルファリンはもともと殺鼠剤だったのか。。。 「スーパーワルファリン」 は簡単に言うと、・ワルファリンは殺鼠剤として開...

続きを読む

「recent」 の訳し方。

20180927 のアブストラクトに出てきた 「recent」 の訳し方。以前から気付いていたが、 「まもない」、「間もない」 と訳すことが多い。これは覚えておいた方が良い。20180927の①Among patients with a recent myocardial infarction and an ejection fraction of 35% or less, ⇒ 心筋梗塞を発症してまもない,駆出率 35%以下の患者では,過去のアブストラクトを振り返ってみても、「まもない」 派は多い。20121129の②Patients wit...

続きを読む

2018年 9月27日分

①Wearable Cardioverter–Defibrillator after Myocardial Infarction  心筋梗塞後の装着型自動除細動器 ②An Outbreak of Synthetic Cannabinoid–Associated Coagulopathy in Illinois  イリノイ州における合成カンナビノイド関連凝固障害の集団発生 ③Six-Month Outcomes after Restrictive or Liberal Transfusion for Cardiac Surgery  心臓手術における制限的赤血球輸血または非制限的赤血球輸血の 6 ヵ月後の転帰 ④Per...

続きを読む

JATLAWのセミナー。。。こういうところで意思が弱い。

今週土曜日 (9/29) に 「JATLAW: 法律事務所で翻訳をしていたときに知っていれば・・・」 というセミナーが開催される。行こうかどうかギリギリまで迷った。結論。今回は見送り。だって週末は雨だから。品川駅から徒歩で結構あるんだよな。そんな理由で見送るのであった。...

続きを読む

翻訳報酬が高くなる分野

「メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック」 シリーズの特集を振り返る話の続き。今回は 「翻訳報酬が高くなる分野」 の話。興味あるでしょ。報酬の高い分野というと、医薬と共に出てくるのが特許。しかし、最近は特許よりも法律・契約の方が上に来ているようだ。今回のガイドブックの特集の結果も同じだろう。多分。この順位は、その仕事がどれだけ多くあるかも関係しているのではないか?つまり、 「法律・契約は仕事が多く、優...

続きを読む

医薬の翻訳者は足りているか?

「メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック」 シリーズの過去 5回分を振り返る話の続き。医薬の翻訳者は足りているか?というアンケートがある。医薬系翻訳会社の回答は、一貫して 「経験豊富な翻訳者が不足」 であった。今回の版にもこの質問があれば回答は変わらないと予想する。しかしだ。。。「経験豊富な翻訳者」 とは何を意味しているのであろう。不足しているのなら期待するスペック、対応内容等の要件を提示してもらえると...

続きを読む

翻訳の「受注が増えそうな分野」、「受注が増えた分野」は?

今週の土曜日(9/29)に 「メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック」 が発売される。過去5回分を購入しており、今回も予約済み。このガイドブックの見どころは色々ある。まずは翻訳会社へのアンケート結果。今回の記事は 「受注が増えそうな分野」 の変遷についての話。過去5冊分に書かれていた 「受注が増えそうな分野」 は以下の通り。2015年1. 医学・薬学2. 広告・マーケティング3. 医療機器4. 法律・契約5. Webコンテンツ 2014...

続きを読む

AI の説明責任はどこに?

録画してあった NHK スペシャル 「人工知能 天使か悪魔か?」 を見た。かなり早送りで。。。AI が様々な分野で役立っている。・ 天気予報・ 犯罪の予知・ 心臓移植今後も広がっていくだろう。役に立つのはよいことだ。でもAI は何故その選択をしたか?人は理解できるだろうか?AI から提示された答えを "神の啓示" のように受け入れるしかない。番組で指摘する通り、AI はブラックボックス。AI が騒がれる前から高度な計算を行って...

続きを読む

プロフィール

火星の翻訳者 (A Translator on Mars)

Author:火星の翻訳者 (A Translator on Mars)
IT業界で約30年にわたり金融系のシステムエンジニアとして従事。その中で、システム企画・構築・保守、海外駐在や海外ベンダーとの共同プロジェクトも経験。プロマネや情報セキュリティ関連の書籍翻訳(共訳)の経験も有り。2021年3月に長年勤めた会社を早期退職して個人事業主として開業。

保有資格などは以下の通り。
(1) 英語分野
・英検1級
・全国通訳案内士
・TOEIC 950
・アメリア メディカルクラウン
・DHC日英メディカル 総合評価AA (96.5)
・AMWA Essential Skills Certificate
(2) IT分野
・PMP
 (Project Management Professional)
・PRINCE2ファンデーション
・公認情報システム監査人 (CISA)
(3) ビジネス分野
・日商簿記1級